ID-POS分析:戦略を立て、販促を企画し、実行・検証するサイクルの実現が重要

株式会社光翼(ミツバ)は、インドに日本法人の子会社として、インド現地法人の設立を進めております。

前回のブログ「プルータス スマート(Plutus Smart)その2ー Pine Labs Developer」で、インドのPOSデバイスのスタートアップである Pine Labs 社開発者向けサイト の情報を読み解いて、POS情報に顧客情報が紐づいて、オンラインマーケテイング機能の実装ができることがわかりました。

今回は、「POS」に「ID」=顧客IDが紐づいたデータが「ID-POS」と呼ばれますが、その「ID-POS」のデータを分析し、どのようなマーケティング施策のPDCAサイクルが実現可能なのか、考察したいと思います。

ID-POS分析し、PDCAサイクルを立ち上げへ

ID-POSデータはID(顧客情報)が紐づく購買情報であるため、「顧客の管理・育成(CRM)」や「購入顧客のプロファイリング」、「施策の効果検証」、「広告販促施策設計の事前調査」で利用されます。

その際、ID-POSデータを活用して、どのような商品が集客に寄与しているのか、どのような商品を買い増すことで客単価が増えているのか、自社ブランドがどの層にどのように売れているのか、競合商品と比較した際に自社ブランドの強み弱みは何か、ID-POSデータ分析から戦略を立て、販促を企画し、実行・検証するサイクルの実現が重要です。

①Research
購買データを深く分析し、顧客の実態を正しく知る。
・定量情報(ID-POSデータを始めとする購買データ、位置データ、気象データ等)
・定性情報(顧客アンケートなどを通したお客様意識データ)

②Planning
データインサイトを基に、販促企画(デジタル、MD、売場等)の作戦を練る。
・5W1H(何を、いつ、だれに、どこで、何をキーとして、どのように)

③DO
販促企画の準備、実行する。

④Check to next Action
ID-POSデータ等の購買データを活用し、顧客反応を測定する。
・どの施策が、どこの層に、売上・継続購買にどのように寄与したのか

ID-POS分析、CRMのゴール・目標を設定する必要

①優良顧客維持の最適化
・優良顧客の維持/最適な優良顧客維持率の達成

②顧客育成の最適化
・優良顧客の育成/最適な顧客成長率の達成

③顧客獲得の最適化
・優良、有望な新規顧客の獲得/最適な新規客数の確保

このように流通・小売の皆様、メーカーの皆様が囲っている「顧客資産」の最優良化という観点が最も重要になります。

そして、このPDCAを回すにあたっては、

・自社流通や自社商品を購入している顧客のステータスを管理すること

・顧客の獲得、育成の戦略シナリオを作成すること

を意識しなければなりません。

https://dentsu-rm.co.jp/markettopics/277/

株式会社光翼(ミツバ)では、インド進出支援、インドでのPOSシステム・マーケティングシステム開発を通し、DX・GX推進 を行っております。 😇

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