2023年の国内リテールメディア市場の動向の振り返り、国内リテールメディア市場を取り巻く課題、24年の市場予測について聞いた。という、「リテールメディアは拡大と淘汰」の日経クロストレンドさんの記事を読んだまとめをします。
「リテールメディア」とは?
リテールメディアとは小売店が運営するECサイト上の各種オンライン広告や小売店の店舗に設置されたサイネージ広告などに見られる、「小売店が媒体社として提供している広告媒体」です。その特徴として、小売店のお客さまである生活者の購買データや、小売店アプリの利用ログなどの行動データなど、小売店が独自に収集・所有するデータ、いわゆる「1stPartyデータ」を活用して、精緻なターゲティングを行い、広告やクーポン(販促のための割引券)を配信できることが挙げられます。また、店舗にあるサイネージ広告や看板は来店客が購入する直前に目にするものであり、リセンシー効果が高い顧客接点としても注目されています。
https://dentsu-ho.com/articles/8416
「商品部」と「マーケティング部や宣伝部」が使うKPIは違う
「メーカーの営業部門と小売りの商品部の商談などで使われるKPI(重要業績評価指標)と、メーカーのマーケティング部や宣伝部が使うKPIは、同じ『KPI』という言葉でも中身が全く異なる。例えば、宣伝部などなら『認知』『好意度』『市場シェア』などの数値を見ている。そうした『共通言語』を持たなければ、メーカーの広告宣伝費をリテールメディアに使ってもらうことは難しい」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2634G0W3A221C2000000/?n_cid=SNSTWB&n_tw=1705176324
リテールメディア成功の勘所
「最も大きいのはIT(情報技術)の開発やデジタルサイネージ(電子看板)の導入といった投資をできる体力があること。それから必要な人材がそろっているか、あるいは採用できるかだ。小売りが顧客によりいい商品を届けることに尽力しているように、メーカーのマーケターは新たな価値を生む商品を企画して市場創造しようと考えている。このメーカー側の考えに対する想像力や土地勘が、リテールメディアを成功に結び付ける上で必要になる」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2634G0W3A221C2000000/?n_cid=SNSTWB&n_tw=1705176324
所感
メーカーさんが、従来から、マーケティングに精通されているのは、もちろんのこと、最近は、IT技術に精通されていると、仕事をしているとすごく感じます。
むしろ、AI を活用したプラットフォーマーになろうとしているのを感じます。
また、本記事の「リテールメディア」も、「小売り」の業態の方々が、IT技術を駆使して、新しいビジネスを立ち上げて行かれます。
IT技術を支援する事業者としては、付加価値をどこに置くかを考えていくべきだと改めて感じました。
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