ChatGPT に、高齢者同乗の車内のエアコン温度設定を依頼してみるとどうなる?ー Google Bard との比較

今日の日経さんのニュースで、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)さんが、ChatGPT 搭載車を8車種で24年4〜6月期から標準装備すると報道されていましたので、ChatGPT と Google Bard に、80歳の高齢女性が、同乗している場合に、車内のエアコン温度設定を依頼してみました。

投入したプロンプト

今は、1月ですが、同乗者に、80歳の母がいます。最適な温度に、車内を保ってください。エアコンの温度は、何度に、設定してくれますか?

ChatGPT-3.5の回答

年配の方々は通常、寒さに敏感ですので、車内を快適に保つためには適切な温度が重要です。一般的な推奨温度は摂氏22度から24度(華氏72度から75度)ですが、80歳の母親が快適に感じる具体的な温度は個人差があります。

まず、母親に尋ねてみて、彼女が快適に感じる温度を確認することが良いでしょう。その後、エアコンの設定をその温度に合わせて調整してください。もし彼女が具体的な希望を言わない場合でも、22度から24度の範囲で試してみて、彼女が最も快適に感じる温度を見つけることができます。

Google Bard の回答

80歳の母親が同乗する場合、車内温度は20~22℃に設定するのが最適です。これは、高齢者は体温調節機能が低下しているため、寒さや暑さを感じやすく、体調を崩しやすくなるためです。また、車内は外気の影響を受けやすいため、こまめに温度調整を行い、快適な環境を保つようにしましょう。

具体的には、以下のような方法で車内温度を調整します。

  • エアコンの温度設定は20~22℃にする。
  • 外気温が低い場合は、暖房をかける。
  • 外気温が高い場合は、冷房をかける。
  • 車内が乾燥している場合は、加湿器を使用する。
  • 車内換気をこまめに行う。

また、車内温度だけでなく、換気や加湿も重要です。車内が乾燥していると、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクが高まるため、こまめな換気と加湿を行いましょう。

なお、母親の体調や好みに合わせて、温度や換気などの調整を行うことも大切です。

考察

ChatGPT は、現在装備されている車の機能で、回答をしているようです。

一方、Google Bard は、湿度にも、言及しており、加湿した方が、良いとアドバイスしています。今は、一般的ではない、車内の加湿という機能にも、言及しており、今後、生成AI により、商品の企画にも、影響を与えていくものと思われます。

また、ChatGPT も、Google Bard も、「母親」ということで、「女性」という条件を与えているのですが、そこは、汲み取った回答を行っていないようです。

現実世界の制御という面では、まだ、人間の方が、優れている面があるように感じます。ただ、システム開発における生成AI の発展をみると、今後の現実世界の制御にも、期待できますね!

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