インドにおける炭素監査サービス(Carbon Auditing Service in India)をインドの友人が立ち上げます

皆さん、こんにちは

先日、私のインドの親しい友人である インド・ビハール州のスタートアップ RayBeam Ventures の CEOが、来日するとお伝えました

その友人の御親戚が、化学者さんで、この度、インドにおける炭素監査サービス(Carbon Auditing Service in India)のスタートアップを立ち上げられるそうです

1.背景

インドは製造業とIT部門を中心に急速な産業・経済成長を遂げています。自動車産業とテクノロジーパークの拡大が高いGDP成長率を支えています。

2.インドの市場機会

-インドにおける持続可能性サービスの需要の高まり

3.炭素監査とは何ですか?

-標準LCAプロトコルに基づいた炭素排出量の測定と分析

4.「標準LCAプロトコルに基づいた炭素排出量の測定と分析」はどのように行います?

環境技術解説:ライフサイクルアセスメント(LCA) のご説明が、非常に分かりやすいです

ライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)とは、ある製品・サービスのライフサイクル全体(資源採取―原料生産―製品生産―流通・消費―廃棄・リサイクル)又はその特定段階における環境負荷を定量的に評価する手法である。LCAについては、ISO(国際標準化機構)による環境マネジメントの国際規格の中で、ISO規格が作成されており、こうした流れを受けて、わが国の企業でもCSR報告書などでLCAが取り入れられている。

LCAの原則と枠組みを定めるISO14040をはじめとして、LCAの要素ごとにその内容が定められている。

ISO14040(JIS Q14040):原則及び枠組み
ISO14041(JIS Q14041):目的及び調査範囲の設定並びにインベントリ分析
ISO14042(JIS Q14042):ライフサイクル影響評価
ISO14043(JIS Q14043):ライフサイクル解釈

環境技術解説:ライフサイクルアセスメント(LCA)

5.日本を取り巻く状況

令和5年度 国内における温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度の実施委託 最終報告報告書
【環境負荷の見える化に向けたLCA(ライフサイクルアセスメント)/CFP(カーボンフットプリント)に関する調査】
が、非常に、分かりやすいです

6.インドを取り巻く状況

インドにおけるライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)に関する規制は、他国と比較して明確な法的枠組みが整備されているわけではありません。しかし、環境影響評価(EIA:Environmental Impact Assessment)や持続可能な開発に関する政策の一環として、LCAの概念が徐々に取り入れられつつあります。

具体的には、インド政府は環境保護と持続可能な開発を推進するため、製品やサービスのライフサイクル全体を通じた環境影響の評価を奨励しています。これにより、企業や産業界は製品の設計、製造、使用、廃棄に至るまでの各段階で環境負荷を最小限に抑える取り組みを求められています。

また、インド国内の研究機関や産業団体も、LCAの手法やガイドラインの開発に取り組んでおり、企業が自主的にLCAを実施する動きが見られます。これらの取り組みは、国際的な環境基準や市場の要請に対応するための重要なステップと位置付けられています。

総じて、インドにおけるLCAの導入は初期段階にありますが、環境保護と持続可能な開発を目指す中で、その重要性が増している状況です。

ChatGPT – 4o

7.ICT を活用したプラットフォーム開発

「標準LCAプロトコルに基づいた炭素排出量の測定と分析」では、各製品の二酸化炭素排出量は、各ライフサイクルにおける二酸化炭素排出量の積算で求められます

したがって、ICT の データベース技術と計算機能力を使って、積算することになると思われます

https://www-cycle.nies.go.jp/magazine/mame/20070702.htm
https://www-cycle.nies.go.jp/magazine/mame/20070702.htm

インドで立ち上げるスタートアップでは、上記、プラットフォームの開発等も、行う予定とのことです

本内容に、ご興味を持たれた方は、お問い合わせフォーム より、お問い合わせください。

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