SharePointがAIの知識基盤へ進化|Copilot活用と導入支援|株式会社光翼
Microsoft 365 Copilot・SharePoint・AIエージェントを活用した業務改革の新しい可能性
2026年10月14日、Microsoftは、SharePoint上でCopilotとAIエージェントが企業の情報を整理・活用する新機能「チームナレッジベース(Team Knowledge Base)」を発表しました。
今回の発表は、企業における生成AI活用を大きく前進させる可能性があります。
これまでのSharePointは、主に社内文書を保存・共有するための基盤でした。しかし、今後は人とAIエージェントが共通の業務知識を活用する基盤へと進化していきます。
本記事では、新機能の概要と企業への影響、そして中小企業が生成AIを業務に活用するためのポイントを解説します。
1. 企業の生成AI活用を妨げる「社内情報の分散」
多くの企業では、業務に必要な情報がさまざまな場所に保存されています。
- SharePointに保存された業務マニュアル
- Teamsに蓄積された会話や連絡事項
- Outlookのメールに残された顧客対応履歴
- Excelで管理されている業務データ
- 会議資料や議事録
- 担当者個人が保有する業務ノウハウ
このような状態では、生成AIを導入しても必要な情報を十分に参照できず、期待した効果が得られない場合があります。
生成AIの導入で重要なのは、AIの性能だけではありません。
AIが参照する社内情報を、どのように整理・管理するかが重要です。
2. Microsoftが発表した「チームナレッジベース」とは?
今回発表されたチームナレッジベースは、CopilotやAIエージェントが、チームの業務情報を整理し、共有できる仕組みです。
利用者がメール、メッセージ、会議情報、SharePoint上の文書などを登録すると、Copilotが情報を整理し、AIエージェントが利用しやすい知識として構造化します。
その技術基盤には、Microsoftの「Work IQ」による知識コンパイルエンジンが活用されています。
従来の文書検索とは異なり、関連する情報を結び付け、業務の背景や経緯を踏まえたAI活用を支援します。
AIの回答速度が最大4倍に
Microsoftの初期社内テストでは、チームナレッジベースを利用したAIエージェントについて、次の結果が報告されています。
- 回答速度:最大4倍に高速化
- トークン消費効率:約30%改善
これらはMicrosoftの特定条件下での検証結果であり、すべての企業環境で同様の効果が保証されるものではありません。
それでも、AIが大量の文書を毎回読み直すのではなく、整理された知識を参照することの重要性を示しています。
3. 企業ではどのような業務に活用できるのか?
① 営業部門:顧客情報を活用した営業支援
顧客とのメール、商談記録、提案書、過去の問い合わせ履歴などを整理することで、AIエージェントが顧客の状況を把握し、次の営業活動を支援することが期待できます。
担当者が変わっても過去の経緯を把握しやすくなり、営業活動の属人化解消につながります。
② 管理部門:社内規程や業務マニュアルの活用
就業規則、申請手順、社内規程、各種マニュアルを整理することで、社員からの問い合わせに対応する社内AIアシスタントを構築することが考えられます。
担当者が繰り返し回答している問い合わせを減らし、業務効率化につなげることができます。
③ 技術・開発部門:ノウハウの共有と人材育成
技術仕様書、過去の開発履歴、障害対応記録、設計資料などをナレッジとして蓄積することで、AIを活用した技術調査や新人教育を支援できます。
ベテラン社員の知識を組織全体で活用するための仕組みとしても期待できます。
4. Copilotを導入するだけでは業務改革は実現しない
生成AIの導入を検討する企業では、「Microsoft 365 Copilotのライセンスを購入すれば業務が効率化する」と考えられることがあります。
しかし、実際にはAI導入前の準備が重要です。
特に、以下の取り組みが必要になります。
- AIを活用する対象業務を明確にする
- SharePointやTeamsに分散した情報を整理する
- 文書のアクセス権限や機密情報の管理を見直す
- Copilotが参照する情報の品質を確認する
- 小規模なPoC(概念実証)で効果を検証する
- 効果が確認できた業務から本格展開する
今回のチームナレッジベースは、こうした取り組みを支援する新しい選択肢です。
なお、2026年10月時点ではプレビュー提供段階であり、利用には従量課金の設定など所定の条件があります。Copilot Studioの独自エージェントとの連携など、一部機能は今後の提供予定です。
5. 中小企業こそ、SharePointとCopilotの活用を検討すべき理由
中小企業では、限られた人数で多くの業務を担当しているケースが少なくありません。
特定の社員しか分からない業務や、担当者が不在になると対応できない業務も存在します。
こうした課題に対して、SharePointによる情報管理とCopilotによるAI活用を組み合わせることで、業務の標準化、情報共有、問い合わせ対応の効率化などが期待できます。
ただし、最初から大規模なAIシステムを構築する必要はありません。
まずは社内規程の検索、問い合わせ対応、営業資料の参照など、効果を測定しやすい業務から始めることが重要です。
6. 名古屋でMicrosoft 365・Copilot・生成AIの導入をご検討なら株式会社光翼へ
株式会社光翼は、名古屋を拠点に、企業のDXコンサルティング、生成AI導入支援、業務システム開発を行っています。
Microsoft 365、SharePoint、Teams、Copilot、Copilot Studio、Power Platformなどを活用し、企業の業務課題に応じた導入・活用を支援しています。
単なる製品導入にとどまらず、業務分析からシステム構築、導入後の運用まで、一貫した支援を目指しています。
このようなお悩みはありませんか?
- Microsoft 365を導入しているが、十分に活用できていない
- SharePointに大量の文書があり、必要な情報を探すのに時間がかかる
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株式会社光翼では、企業の業務内容や既存システムの状況を確認し、適切なAI活用方法をご提案します。
「自社の業務にCopilotを活用できるのか知りたい」「SharePointの情報をAIで活用したい」という段階からでも、お気軽にご相談ください。
名古屋・愛知県で、Microsoft 365、Copilot、生成AIの導入支援をご検討の企業様は、ぜひ株式会社光翼へお問い合わせください。
株式会社光翼 公式サイト
参考資料
Microsoft SharePoint Blog(2026年10月14日)
Introducing a team knowledge base, curated by Copilot and agents
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